サンフラワーオイル | 犬への効果・効能

サンフラワーオイルとは

サンフラワーオイル（ひまわり油）は、日本でもおなじみのひまわりの種子から採れる油です。ひまわりのつぼみは日中、太陽に向かってその花を回転させることはよく知られています。太陽の恵みをたっぷりと受けたひまわりから、サンフラワーオイルは作られます。

古くは傷口の治療やリウマチにも利用された歴史があるようですが、今では食用としてマーガリン、ドレッシングなど身近なところで広く用いられています。

品種改良により種子から採れるオイルが増加したこと、溶剤を使って油分を抽出する方法が発達したことで、パーム油、菜種油、大豆油と並ぶほど大量生産されています。

在来品種のヒマワリはリノール酸が多いのですが、品種や生育環境によりリノール酸が多いものと、オレイン酸が多いものがあります。また品種改良により、多くオレイン酸を含むハイオレイン酸ヒマワリ油も開発されています。

いずれも不飽和脂肪酸が多く含まれ、エネルギー源や身体を構成する成分になり、血中のコレステロールを下げる働きがあります。

腸でビタミンAに変わるカロチン、脂溶性のビタミンEも含んでいます。ビタミンA、Eの脂溶性ビタミンは油とともに摂取すると吸収されやすいのですが、過剰摂取に注意する必要があります。

サンフラワーオイルには、血中の中性脂肪を下げる作用、老化を促進する活性酸素を抑制する抗酸化作用があります。このことからシニア犬の元気を保つのに効果が期待できそうです。

さらに保湿効果と皮膚をやわらかくする作用が認められるため、皮膚のトラブルを改善したり被毛のツヤをキープするのにも役立つでしょう。